from 宮城哲郎
「自社の強みを探そう!」
この様なフレーズが本当に多く世に溢れているが、 それを実現しようと、多くの人が実際にやる事というのは…
商品やサービスのウリや違いだけをアピールしようとすることだけだ。
でも、これって、実にもったいないと思わないだろうか?
なぜなら、商品やサービスの違いというのは、 それが売れるとわかれば、競合やライバルにも真似されるようになるからだ。
この様に、後に真似されるようなモノは、差別化にも強みにもなりはしないものだ。
真の強みや違いとは何か?
この事はもちろん、競合やライバルにも真似できないものでなくてはいけない。
そして、それは何かというと・・・ それは。
「あなたの人生そのもの・・・だ。」
例えば、、、
僕が単にマーケティングの専門家でしかなければ・・・
きっと、他にも、おなじ様な専門家がたくさんいると思うので、 ただ単にマーケティングという商品を売ってもなんら強みにはならない。
だが僕には、過去に…
「一生懸命作ったチラシを捨てられまくって施設に呼び出された。」
そんな経験があり。
他にも…
「元プロサッカー選手という実績があったはずなのに、
開催するスポーツ教室に人が全く来ない…」
このような経験も持っている。
今では笑い話だが、当時は本当に辛くて、何度も「もう辞めようかな・・・?」そう思っていた過去なのだ。
海外に住んでいた時の知人に勧められた、マーケティングの本を読んで人生は激変し、今が存在しているわけで。
そういう意味では、僕は単にマーケティングの専門家ということだけではなく。
苦難や、挫折を乗り越えて来た、マーケティングの専門家であるとも言えるだろう。
この様に、自分の歩んで来た人生を価値として伝えることにより。
あなたの商品やサービスは、一気に魅力に溢れるものになるのだが、果たしてそれはなぜだろうか?
なぜ、あなたの過去には価値があるのか?
皆、商品やサービスについて語る時は「良い事ばかり」を語ろうするのだが。
でも、人間って本当は「完璧な物は存在しない」という事を、心のどこかで知っているものだ。
だからこそ、あなたは「弱みも」見せる必要がある。 なぜなら、それが顧客の共感を得ることができる体。
実際に、完璧であろうとすればするほど、人が感じる魅力とはかけ離れるものだ。
きっとあなただって、似たような商品やサービスなら自分にとって「魅力的」な物にお金は払いたいはずだ。
そして、その魅力とは決して完璧な物だけではないはずだ。
ぜひ、あなたもそんな自分だけのストーリーを、商品やサービスのウリとして付けくわえてみてはどうだろう?
きっとそれこそが、唯一無二の他との「違い」を生み出す物になるだろう。
そのままの自分に「価値がある事に気付く事」も、ビジネスで勝つ為には重要なのだからね。