from 宮城哲郎
「スタッフを全て解雇し、 自分一人でやる事にしました。」
最近、僕の友人経営者が話していたことだ。
「別に、スタッフと揉めたわけでもない、 ただ、単に肩の荷を降ろしたかった…」
そう語っていたのが印象的だった。
最近、ビートたけしの独立問題でもあったが、稼ぎ頭が一人で会社を支えている状態というのは、僕らのような規模の会社にはよくある事だろう。
そして、その稼ぎ頭とは間違いなく「社長」であるあなただと思うのだが。
あなたは、今回の僕の友人の話しを聞いてどう思うだろうか?
人によっては、「無責任だ!」
そう語る人もいると思うが、僕はそうは思わない。
なぜなら人生は仕事だけではないからだ。
他のスタッフや社員を食べさせる為に、社長一人が身を粉にして働く。
それはそれで美学かもしれないが、僕は経営者を相手に仕事をしているだけに悲惨な現実もたくさん見ている。
身体を壊すのは当たり前、毎日朝早く、そして夜遅いのが普通なので、一緒に住んでいる家族と1週間も話しをしないのは当たり前。
そういう状態だと身体はおろか、メンタルもやられてしまう。
本来なら、こうなる前に誰がやっても大丈夫のような「仕組み」を作ることが最善だろうが。
それ以前に「他人の人生の責任を背負うのがツライ」 そう思う人達の気持ちを理解できるのはあなたも同じだろう。
今日のような休日に、この記事を読むぐらいだから、きっと、あなたも僕と同じ、身を粉にしても働くタイプだろう。
だからこそ、考えて欲しい。
仕事とは、あなたの人生を彩る、ただの手段の一つだという事を…
家族がいる人は、この連休のうちに、ぜひ、家族と共に時間を過ごして欲しい。
これは、もちろん家族に限った事では無くあなたの大切な事にも、時間を使って欲しいという意味だ。
たった、1日や2日ぐらい、仕事以外に時間を使っても良いとは思わないだろうか?
だって、あなたはそれ以上に毎日を全力で頑張っているのだから。
さて、そういうわけなので、心身共にリフレッシュしてまた頑張っていこう!